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シングルとマキシシングルの違いとは?8cmCDが消えた理由も解説

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8cmCDとマキシシングルの違いを徹底解説。1988年に誕生し1997年に1億6,000万枚を記録した8cmCDが、なぜ2000年に姿を消したのか。サイズ・価格・収録曲数の違いから、移行の理由、平成レトロでの再評価まで詳しく紹介します。 8cmCD
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8cmCDとマキシシングルの違いとは?

1988年に登場した8cmCD(短冊CD)と、1990年代後半から主流となったマキシシングル。この2つのフォーマットにはどんな違いがあり、なぜ8cmCDは約12年で姿を消したのでしょうか?

平成レトロブームで再注目されている8cmCD。Z世代には「知らないのに懐かしい」存在として、30代以上には青春時代の象徴として、今改めて価値が見直されています。

本記事では、8cmCDとマキシシングルの違い、8cmCDの誕生から衰退までの歴史、そしてなぜわずか12年で主役の座を明け渡すことになったのかを、データと共に詳しく解説します。

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8cmCDとマキシシングル、どちらも「シングルCD」なのに何が違うの?と思う方も多いはず。実は日本の音楽史において、この2つのフォーマット交代には様々なドラマがあったんです!

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小さなレコード屋では、90年代のヒット曲を中心に8cmCDを取り揃えています。あの頃の名曲を、当時のパッケージそのままで手に入れてみませんか?

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8cmCDとマキシシングルの基本的な違い

まず、8cmCDとマキシシングルの基本的な違いを整理しましょう。

【サイズ・収録時間の違い】
8cmCD:直径8cm、最大収録時間約21分
マキシシングル:直径12cm(アルバムと同サイズ)、最大収録時間約74分

【パッケージの違い】
8cmCD:縦長の短冊型ジャケット(日本独自の形状)
マキシシングル:正方形の薄型ケース(アルバムより薄い)

【収録曲数の違い】
8cmCD:1〜2曲+カラオケバージョン(計4曲程度)
マキシシングル:3〜4曲+カラオケバージョン(計6曲程度)

【価格帯の違い】
8cmCD:約1,000円(500円台もあった)
マキシシングル:約1,200〜1,300円

8cmCDは「シングル」という名の通り、表題曲とカップリング曲を収録するためのコンパクトなメディアでした。一方、マキシシングルはアルバムと同じ12cmサイズを採用しながらも、シングルとしての役割を担うフォーマットです。

※マキシシングルの「マキシ」は「Maximum(最大)」に由来し、8cmより大きいサイズのシングルという意味で使われました

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8cmCDの短冊型ジャケットは日本独自なんです!縦長のデザインだからこそ、アーティストの全身写真やバンドの横並びショットなど、独特のアートワークが生まれました。これが今、コレクターに人気の理由のひとつなんですよ。

8cmCDの誕生(1988年2月21日)

8cmCDは1988年2月21日、日本国内で発売が開始されました。ソニーとフィリップスが共同開発したこのフォーマットは、発売初日に68タイトルが一斉にリリースされるという華々しいデビューを飾りました。

8cmCDが生まれた背景
CDビデオ(CDV)からの派生:内周8cmにデジタル音声、外周4cmにアナログ映像を記録するCDVの内周部分が独立
シングル市場への対応:アルバム用の12cmCDとは別に、シングル専用の小型フォーマットが求められた
貸しレコード屋対策:当時の音楽ソフト売上低迷を打開する新フォーマットとして期待された

短冊型ジャケットが生まれた理由
なぜ8cmCDのジャケットは縦長の「短冊型」になったのでしょうか。諸説ありますが、有力な説は以下の2つです。

レコード店の棚対策:8cmCDの短冊を2枚横に並べると7インチレコードのサイズになり、既存のレコード棚をそのまま使えた
万引き防止:ディスクより大きなパッケージにすることで、ポケットに入れにくくした

初期の8cmCDタイトル例
1988年2月21日に発売された主なタイトルには、ブルーハーツ「リンダリンダ」「キスしてほしい」(前年発表曲の8cm化)、菊池桃子、杉山清貴などオメガトライブ関連作品がありました。洋楽ではNew Order、Public Image Ltd.なども8cmでリリースされています。

※出典:日本レコード協会、Wikipedia「8センチCD」、失われたメディア-8cmCDシングルの世界-

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1988年はまだアナログ盤(7インチレコード)と8cmCDが並行して発売されていた時代。翌1989年にはソニーがいち早く並行販売をやめて、8cmCD一本化の流れが始まったんです。

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8cmCD黄金期:1億6,000万枚を超えた時代(1988年〜1997年)

8cmCDは誕生からわずか数年で、日本の音楽シーンの主役に躍り出ました。日本レコード協会の統計データで、その爆発的な成長を見てみましょう。

8cmCD生産枚数の推移
1988年:2,555万7,000枚(スタート年)
1992年:1億枚突破
1993年:1億5,000万枚突破
1996年:生産金額1,044億円(史上最高)
1997年1億6,782万7,000枚(史上最高)

1997年のピーク時には、日本の人口(約1億2,000万人)を大きく上回る枚数の8cmCDが生産されていたことになります。

8cmCD時代を象徴するヒット曲
プリンセス・プリンセス「Diamonds」(1989年):8cmCDのみでリリースされた楽曲として史上初のミリオンセラー
CHAGE&ASKA「SAY YES」(1991年):282万枚
米米CLUB「君がいるだけで」(1992年):289万枚
Mr.Children「Tomorrow never knows」(1994年):276万枚
DREAMS COME TRUE「LOVE LOVE LOVE」(1995年):248万枚

この時代、ドラマやCMとのタイアップによる大ヒットが連発し、ミリオンセラーが当たり前のように生まれました。1995年には年間28作品ものミリオンセラーが誕生しています。

なぜ8cmCDはこれほど売れたのか
価格の手頃さ:約1,000円という価格設定で、気軽に購入できた
カラオケブーム:カラオケで歌うために原曲を購入する需要
タイアップ戦略:ドラマ・CM・アニメとの連動で認知度が急上昇
CDプレーヤーの普及:松任谷由実や中島みゆきのライブ版CD発売がプレーヤー普及を後押し

※出典:日本レコード協会「日本のレコード産業」、CD不況 – Wikipedia

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年間1億6,000万枚以上って、すごい数字ですよね!この時代は「CDを買う」ことが当たり前の文化だったんです。お小遣いを握りしめてCDショップに行った思い出がある方も多いのでは?

マキシシングルの登場と移行期(1996年〜2000年)

8cmCDの黄金期が続く中、1990年代後半から「マキシシングル」と呼ばれる12cmCDシングルが徐々に登場し始めます。

マキシシングル普及の流れ
1996年8月:Mr.Children「マシンガンをぶっ放せ」が12cmCDでリリース。このあたりから「マキシシングル」という呼称が広まり始める
1998年:L’Arc〜en〜Ciel、SPEEDが実験的に12cmシングルをリリース
1998年:宇多田ヒカル、MISIAが8cm/12cm両方の形態でシングルを発売
1998〜1999年:各アーティスト・レコード会社が試行錯誤の時期
2000年下半期:ほぼ全てのアーティストが12cmシングルへ移行完了

移行期の珍しいリリース形態
この時期には、様々な折衷案的なリリース形態が存在しました。

8cm/12cm同時発売:宇多田ヒカル、MISIA、山崎まさよし、スガシカオなど
12cm薄型ケースに8cmCDを収納:ウルフルズ「コマソンNo.1」、KinKi Kids「硝子の少年」(初回盤)、モーニング娘。「LOVEマシーン」、サザンオールスターズ「TSUNAMI」(初回盤)など
スーパー80(ニューマキシ盤):8cmCDの周囲を透明コーティングして12cmにしたもの。BLANKEY JET CITY「赤いタンバリン」など(ただしスロットイン式機器で再生不可の問題があり普及せず)

8cmCDで出た最後のメガヒット
サザンオールスターズ「TSUNAMI」(2000年1月発売)が、8cmCDで発売された最後のメガヒットと言われています。293万枚以上を売り上げ、当時の歴代シングル売上3位を記録しました。

8cmCD最後のオリコン週間1位
オリコン集計によると、8cm盤で最後にウィークリーチャート1位を獲得したのは、2003年12月発売のモンゴル800「ヨロコビノウタ」。8cmCDの有終の美を飾ったのは、インディーズ作品でした。

※出典:Wikipedia「8センチCD」「シングル」、マイネ王「なぜ8cmシングルCDは12年で消えた?」

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1998〜1999年の移行期は、8cmと12cmが混在していて面白い時代でしたね。同じ曲なのにサイズ違いで2種類買うファンもいたとか。コレクター泣かせの時代です!

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なぜ8cmCDは消えたのか?7つの理由

1997年に1億6,000万枚以上を記録した8cmCDが、わずか数年で市場からほぼ姿を消したのはなぜでしょうか。その理由は複合的ですが、主に以下の7つが挙げられます。

1. 外資系CDショップの増加
1990年代後半、HMVやタワーレコードなどの外資系CDショップが日本で急増しました。これらの店舗では8cmCD専用の陳列棚が少なく、アルバムと同じサイズのマキシシングルの方が陳列しやすいという事情がありました。「8cmダサい」という空気もあったと言われています。

2. 製造コストの逆転
8cmCDが売れていた時代は、小さい分だけ製造コストも抑えられていました。しかし、12cmCDの需要が圧倒的に多くなると(CD-ROMなども含む)、12cmの方が製造コストが安くなり、8cmを作るメリットが薄れました。

3. レンタル対策
8cmCDは発売直後からレンタル可能でしたが、マキシシングルはアルバムと同じ扱いとなり、発売から3週間後にレンタル開始というルールが適用されました。レコード会社にとって、レンタルによる売上減少を防ぐ意味でマキシシングルは有利でした。

4. 万引き防止
8cmCDはサイズが小さいため、万引きされやすいという問題がありました。12cmのマキシシングルであれば、ポケットに入れにくく、万引き防止になります。

5. CDプレーヤーの変化
カーオーディオなどで普及したスロットイン式(吸い込み式)のCDプレーヤーは、構造上8cmCDを再生できませんでした。8cmCDを聴くには専用のアダプターを装着する必要があり、この手間が敬遠されました。

6. 付加価値の追求
12cmCDなら収録時間が長いため、ボーナストラックや映像特典(CD EXTRA)を追加できます。CD売上が下がり始めた時代、「お得感」を出すためにマキシシングルが選ばれるようになりました。

7. 海外では8cmが普及せず
欧米では1990年代初頭に8cmCDは早くも衰退しており、海外アーティストの作品はほとんどが12cmでした。グローバルスタンダードに合わせる流れも影響しました。

※出典:Wikipedia「8センチCD」、ジモコロ「8cmシングル、生まれた理由は謎」、雑学のあしあと

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スロットイン式のCDプレーヤーに8cmCDを入れて取れなくなった経験、ありませんか?私もあります(笑)。これが8cmCD衰退の大きな理由のひとつだったんですね。

演歌だけが残った8cmCD(2000年代〜現在)

J-POPの世界では2000年にほぼ姿を消した8cmCDですが、演歌・歌謡曲の分野では少し長く生き残りました。

演歌系アーティストの移行時期
北島三郎:2003年6月「恩返し」が最後の8cm、同年8月「大河」からマキシへ
森進一:2003年6月「哀の河」が最後の8cm

演歌は8cmCDだけでなく、カセットテープも併売する保守的なフォーマット戦略が取られており、シニア層のリスナーに配慮した結果、J-POPより数年遅れての移行となりました。

食玩ブームでの一時的復活(2003〜2004年)
2003年、江崎グリコの「タイムスリップグリコ」など、お菓子のおまけとして昔の歌謡曲を収録した8cmCDが発売され、大ヒットしました。この影響で2003〜2004年は8cmCDの生産量が一時的に回復しています。

現在の8cmCD生産状況
2019年:約4万3,000枚(ピーク時の約3,900分の1)
2022年:約3万4,000枚、新譜はわずか4タイトル
製造可能な会社:ソニー、メモリーテック、JVCケンウッドの3社のみ

現在も8cmCDを製造している理由は、「過去に8cmでリリースされた作品を、ジャケットデザインを変えずに再販したい」というアーティスト側の要望に応えるためです。Mr.Childrenやサザンオールスターズなど、息の長いアーティストの旧譜再販が中心となっています。

話題となった新譜リリース
サカナクション「忘れられないの/モス」(2019年8月):ボーカルの山口一郎がどうしても8cmで出したいと希望し実現。80年代リスペクトの楽曲を当時のフォーマットでリリース

※出典:ジモコロ「8cmシングル、生まれた理由は謎」、日本レコード協会、失われたメディア-8cmCDシングルの世界-

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サカナクションが2019年に8cmCDを出したのは驚きましたね!「80年代をリスペクトした楽曲だから、当時のフォーマットで出したい」という山口一郎さんのこだわりが素敵です。

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平成レトロで再評価される8cmCD(2020年代)

2019年の平成から令和への改元をきっかけに、「平成レトロ」がトレンドとなっています。そして8cmCDは、まさに平成を象徴するメディアとして再評価されています。

平成レトロブームとは
1980年代後半〜2000年代初頭に流行したアイテムやカルチャーを、現代に取り入れる風潮のこと。プリクラ、ガラケー、たまごっち、Y2Kファッションなどと並んで、8cmCDも注目されています。

8cmCDが再評価される理由
平成から令和への切り替わり:平成を象徴するアイテムとして認識されるように
Z世代には「新しい」体験:実物を見たことがない世代にとって、短冊型ジャケットは新鮮
フィジカルメディアへの回帰:サブスク時代に「モノとして所有する喜び」が見直される
コレクター・DJシーンでの人気:8cmCD専門DJや、数千枚を収集するコレクターが話題に

中古市場での価格高騰
かつて中古屋で1枚10円で叩き売られていた8cmCDですが、近年は価格が高騰しています。レア盤は数千円〜数万円で取引されることも。8cm用のアダプターも、当時200〜300円だったものが数千円になっています。

レコードブームとの比較
アナログレコードは近年大きく復権し、2019年の国内生産数は約100万枚。一方、8cmCDは約4万3,000枚と、レコードの15分の1以下です。「8cmCDはサイズが小さいだけで12cmCDと音質は同じ」という点が、レコードのような音の違いによる差別化ができない理由とも言われています。

しかし、レコードブームが始まった頃と同じような動きが8cmCDにも見られ始めており、中古レコード・CD店は「レコードブームに続く存在」として期待を寄せています。

※出典:BRUTUS「7月7日は短冊CDの日」、J-WAVE NEWS、博報堂「ヒット習慣予報」

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Z世代の若者が8cmCDに興味を持ってくれているのは嬉しいですね!「知らないのに懐かしい」という感覚、分かる気がします。短冊型ジャケットのデザインは、今見ても本当にかわいいんですよ。

まとめ:8cmCDとマキシシングル、12年間の物語

8cmCDとマキシシングルの違い、そして8cmCDの歴史を振り返ってきました。

💿 8cmCDとマキシシングルの主な違い
8cmCDは直径8cm・短冊型ジャケット・約1,000円、マキシシングルは直径12cm・正方形ケース・約1,200円。収録曲数や収録時間にも差があります。

📅 8cmCDの歴史
1988年2月21日に誕生し、1997年に1億6,782万7,000枚という史上最高を記録。しかし2000年にはほぼマキシシングルに移行し、約12年という短い全盛期でした。

❓ なぜ8cmCDは消えたのか
外資系CDショップの増加、製造コストの逆転、レンタル対策、万引き防止、スロットイン式プレーヤーの普及、付加価値の追求、海外標準への統一など、複合的な理由がありました。

🌟 現在の8cmCD
年間生産約3〜4万枚と激減していますが、「平成レトロ」ブームで再評価されています。Z世代には新鮮な存在、30代以上には懐かしい青春の象徴として、今また注目を集めています。

日本の音楽史上、これほど音楽が売れた時代はありませんでした。8cmCDは、その黄金期を象徴するメディアとして、これからも語り継がれていくことでしょう。

主要参考文献

1. 日本レコード協会「音楽ソフト種類別生産実績推移」
2. 「8cmシングル、生まれた理由は謎。まだ生産されるひみつとCD文化の未来をビクターに聞いた」ジモコロ(2020年12月21日)
3. 「なぜ8cmシングルCDは12年で消えた? 元渋谷HMV店員のコレクターに歴史を聞いた」マイネ王(2023年11月8日)
4. 「7月7日は”短冊CDの日”!再評価が止まらない、8cmCDをコレクターが解き明かす」BRUTUS
5. 「今、徐々に「8cm CD」が再注目! なぜ? そもそも生まれた経緯は? 専門DJが語る」J-WAVE NEWS(2024年7月12日)
6. 「8センチCD」Wikipedia
7. 「シングル」Wikipedia
8. 「CD不況」Wikipedia
9. 「シングルとマキシシングルの違いとは?なぜマキシシングルは普及した?」雑学のあしあと
10. 「平成を駆け抜けたメディア、「#8cmCD30周年」を祝おう」いまトピ(2018年2月21日)
11. 「再熱する8cm CD(短冊CD)の世界」ミュージックファースト(2024年1月5日)
12. 「失われたメディア-8cmCDシングルの世界-」ブログ

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8cmCDの歴史、いかがでしたか?1988年から2000年までのわずか12年間ですが、日本の音楽史上最も輝いていた時代のメインメディアでした。小さなレコード屋では、そんな黄金期を彩った8cmCDを大切に扱っています。懐かしさを感じる方も、初めて触れる方も、ぜひ一度手にとってみてくださいね!

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小さなレコード屋とは?

「日常に小さなアクセント」をキャッチコピーに8cmCDや7インチレコードなど小さな円盤を専門にしたレコード屋です。

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